11月の誕生石
2023年11月01日(水)
誕生石とは1月から12月までの生まれた月にちなんで定められた宝石です。近年の誕生石は1912年にアメリカの宝石業界により定められたものがもとになっています。誕生石の種類は国によって若干の違いがみられます。2021年12月一般社団法人日本ジュエリー協会が63年ぶりに改訂し日本の誕生石は総計29石となり、わかりやすく統一されました。
今月11月の誕生石はトパーズ、シトリン。
トパーズの語源には二つの説があります。 サンスクリット語で 火を意味する 「tapas」 に由来するという説と産出地である紅 海の島の名 「topazos」に由来するというものです。和名を黄玉といいます。 黄色をイメージさせる宝 石のためか、昔から黄色い水晶をシトリントパーズやリオグラ ンデ・トパーズといった誤った呼び方がされてきました。黄色以外にもブルー、ピンク、 褐黄色など多くの カラー・バラエティが知られています。 特に褐黄色~ピンク色 のトパーズはインペリアルトパーズの別名で呼ばれています。
【産地】 主要な産地はブラジルです。 その他にパキスタン、ロシア、スリランカ、マダガスカルなどで産します。
シトリンは黄色の石英で、 和名は黄水晶です。レモン色というラテン語の 「citrus」に由来します。色調は 濃い橙黄色から淡いレモンイエローまであり、さまざまなジュエ リー・スタイルにマッチします。 シトリンの歴史は古く、何千年 にもわたり装飾品に用いられてきました。天然色のシトリンは産 出が限られており、市場で見られるほとんどはアメシストを加熱したものです。 商業的にレモンクォーツと呼ばれている黄色い水晶は照射処理が施されたもので、シトリンとは呼ばれません。
【産地】市場に流通する加熱されたシトリンの主要な産地はブラジル、ザンビアなどです。無処理のシトリンはボリビア、ウルクアイなどから産出しています。
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