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純金リング

2020年07月03日(金)

昨今純金が高騰しているのでジュエリーも純金がもてはやされていますが、金を知らなく作っても良い製品はできません。錆びない24金。純金の指輪を作るのには、純金を知り尽くさなければなりません。純金の扱いは非常に難しく通常の貴金属と同じ扱いをすると、手に負えません。先ず柔らかいこと、叩きだすと際限なく伸び、米粒位が畳一畳位まで伸びます。金沢で有名な金箔がそうです。純金の色だしも難しく、黄金色に磨くのは技術が必要とされています。純金の肌を見た瞬間に良く締まっているか、きめが細かいか、よく精錬されているかが読めないといけません。

地金を締めるため鍛造(たんぞう)と言う刀を作るよう火入れしてハンマーで叩いては締め、火入れして叩いては締めを繰り返します事をします。こうしてできた地金は密度が上がり、硬度が出ます。色々のヤスリを使い形状を作り上げてゆき、さらに面をヘラ掛けと言い手作業で潰してならす作業を手で力強く几帳面にくまなくかけていきます。この作業をすることにより綺麗な黄金色を出すことが出来ます。

誰もが憧れる純金を厳しく叩き上げ、丁寧にやさしく扱い、正に黄金の指輪を作り上げています。マリッジリングに永遠の黄金、重厚な色合い身に着けて頂きたい素材です。太古の時代より人類は黄金に魅了されてきました。黄金の純金を指にはめることにより豊かな安らぎと、幸福感を感じ取ることが出来るとありました。純金は永遠に変化することもなく、何千年経とうが変色も酸化も起きません。エジプトのファラオ(王)などは永遠の命を授けるものとして純金をあがめていました。40年以上純金と向かい合っていると、溶解して赤い色を見ただけで地金の状態が判らなければいけません。純度の正確さも火入れした色見だけで解らなければいけません。純金を知り尽くさなければよい商品は生まれません。商品を作り上げたらそれで終わりではありません。将来のアフターが完璧でなければいけません。

純金を理解しなくてサイズ直しをすると、なました状態になり柔らかく指で曲がってしまう状態になります。純金の顔色が読めるようになったら一人前の職人と言われています。純金のインゴットを溶解すると、999.9のインゴットなのにそれぞれ違います。綺麗に叩いて伸びるものや、なかなか手こずるものもあります。純金の顔(色)を見ながら時には強く、時には優しく叩いて火入れを繰り返し良い地金の状態にしていきます。
密度があり、きめ細やかにして、何とも言えない黄金の光沢が出るのも技術が全てです。




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