印台の種類はどんなものがありますかとのご質問。
2021年06月01日(火)
印台の種類はたくさんあります。
三味印台(しゃみいんだい)・・・三味線の胴の形をしているので三味と読みます。
正角印台(せいかくいんだい)・・・正四角の形です。
横長角印台(よこながかくいんだい)・・・長方形の形です。
縦小判印台(たてこばんいんだい)・・・縦長の楕円の形です。
横小判印台(よここばんいんだい)・・・横長の楕円の形です。
丸印台(まるいんだい)・・・丸い円の形です。
横三味印台(よこしゃみいんだい)・・・長方形の辺が三味の形をしています。
六角印台(ろっかくいんだい)・・・六角形の形です。
他に縦長角印台(たてながかくいんだい)と八角印台(はっかくいんだい)もあります。
また呼び名が違って樽印台(たるいんだい)は縦小判印台のことを言います。
三味印台はもっともポピュラーの形で印台の8割はこの形です。指輪としてこれほど完璧なデザインはないでしょう。印鑑彫りもダイヤモンド留めにも最も合っています。
正角印台は角がピシっと取れシャープな感じがおしゃれで小粋な感じがします。
横長角印台はシャープでおしゃれなイメージがスーツを着こなすときにも似合います。
縦小判印台(樽印台)は柔らかな感じの印台になります。また印鑑に形が似ているので印鑑彫りの印台に人気があります。
横小判印台は柔らかなイメージが女性にも好まれ男性にも柔らかな感じが好まれます。
丸印台は優しく強面のイメージはなく女性に人気があります。男性の小指用にも人気があり、印鑑彫り用に使われることも多くあります。
横三味印台は柔らかな感じが強面のイメージと違い男性にも女性にも愛用される印台です。
一般ではほとんど扱っているところは少ないでしょう。
八角印台は通常の印台と違い他で見ることはないでしょう。印台の迫力がありながらおしゃれなデザインが際立ちます。
印台にはこのように沢山の種類があります。また純金(K24)、18金、純プラチナ(Pt999)、Pt900、純銀と各地金での扱い、大きさ(重さ)は2.5匁(9.375g)〜40匁(150g)との扱いは3000通り以上の種類になります。これすべて扱えるのは日本ではほとんどないと思います。
当社は印台を作り続けて40年以上たち唯一の印台を知り尽くしたあらゆる印台を作れる会社です。印台は印面と厚みのバランス、いかにシャープに作れるかが印台の命です。すべてハンドメイドで作り指の太さや重量で印面の大きさや厚みをバランスよく作ります。
例えば、うでの下の厚み(指の腹のところ)など市販によくあるのはサイズ直しで薄くなっているものが多く、印台を愛用する人は腕の薄いのは嫌います。印台を知り尽くした職人が丹精込めてたたいては占めたたいては占める鍛造製法で焼の入った印台は芸術です。