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槌目デザインについて

2017年05月08日(月)

先日、お客様から槌目のデザインについてご質問がありました。
写真掲載より模様が浅いように見えますとございました。

職人が、鍛造工程で作ったリングに、ハンマーを使いでデザインしています。つちめの深さですがハンマーで叩いた打ちあとです。鉄の心棒に指輪を入れハンマーの打ち面をピカピカに磨いてリズムカルにたたいていきます。あまり強くたたくと指輪が変形してしまい内側(指との接点)もヘコヘコしてしまいます。ほど良い加減で打ちます。槌目の大きさはリングの幅と曲面の具合で決まります。叩いた面が曲がっていれば曲がっているほどへこんだ面は小さくなります。完全な甲丸リングは槌目デザインは小さくなります。

槌目デザインとして槌目風もございます。リューターという工具で槌目に似せて削っていく方法があります。製品としてはかなり落ちるのであまりお勧めはしませんが、槌目風の商品は模様として削っていますので模様のデザインは大きくも小さくも出来ます。本当の槌目ではないので使用しているとすぐにダレてしまう可能性があります。
ハンマーで叩いて作った本来の槌目になります。通常のリングと比べるとはるかに硬度があり、通常の指輪と比べると密度が高く硬い商品となります。

槌目デザインは職人の長年の感覚、腕のみせ所と思っています。
職人をはじめ、商品の事なら100%お答えできる自信ございますスタッフがおります。どんなことでも何なりとご質問ください。

お客様には説明が伝わり、機会がありましたら別の素材でお願いしたいと思います。ご丁寧な仕事と対応有り難うございました。とご連絡頂きました。

商品をご購入いただいた後にも、お客様からご連絡いただけること嬉しく思っています。
ゴールデンウィーク中に、弊社にご来社頂いた方がおりました。結婚リングご注文いただいたのですが、土産頂いてしまいました。




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