ジュエリーの照明と色彩
2016年04月28日(木)
光は太陽から放射される電磁波と呼ばれるエネルギーです。
太陽の光は白く見えますがプリズムを通すと虹色に分光する様に、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫など複数の彩りをもつ光の集まりです。これが混じり一体となって白い光に見えています。物質に色がついて見えるのは光が物質にあたった時、可視光線の中からその物質に固有の波長の光を吸収するからで、吸収されなかった波長の光が反射、あるいは透過してそれが眼に入って色感を生じさせています。
ジュエリーの照明には人工光が使われています。光の性質自体は人工光でも変わりませんが、光を構成する波長は光源の種類によって異なり、同じ宝石でも違った色に見えてしまいます。宝石の色を美しく、輝かしく見せるために明るさのメリハリと輝き光の色を整えながら商品の特性をいかし、ふさわしい光源を使ってジュエリーはディスプレイされています。
ジュエリーを考える際、最も重要とされている色温度
色温度とは光の色合いの事です。太陽の放つ光色は朝夕で変わるため、昼間は白く、朝夕は赤みがかって見えます。これが色温度の違いです。
2番目は輝度。ある方向から見た物の輝きの事です。
3番目は照度。照らされている場所の明るさの事です。
専門店では一般的に全体照明を低めにしてジュエリー展示面を重点的に照らして高級感を演出。コンビニ店は縦、横方向に蛍光灯をつけ全体を均一に明るくしています。
どの商品でも、商品の特性をアピールする色温度・輝度・照度がとても重要とされていると思います。