黄金伝説
2015年10月27日(火)
10月16日から東京・上野国立西洋美術館で【黄金伝説展】が開催されています。THE GOLDEN LEGEND 古代地中海世界の秘宝この世で最も美しく尊い色【黄金】黄金へのあこがれはやがて伝説となったとあります。代々受け継がれていくものとありました。ジュエリーもひとつの物語を伴って親から子へ代々受け継がれていくものと思います。
先日、お客様の祖父様の純金印台リングをご夫婦様が2本のリングに作り替えました。アップメイク、アップサイクルされました。1本のリングが大切に受け継がれて嬉しく思います。それが文化となりそのリングに携わった方々の伝説となり受け継がれていくのだと思います。
1本の純金印台リングを2本の平甲丸6mm幅リングに致しました。その2本のリング表面に彫金を施しお送り致しました。到着後、嬉しいメールが届きました。FaceBookに写真を撮り投稿したので見てくださいとのご連絡。早速、拝見させていただきましたが一緒にお送りしたジュエリーケースのに鍛造で作った純金のリングを並べ撮影して頂いていました。手がけた職人も、私共も大変励みになる1枚の写真でした。
黄金展の中で6千年以上も前の世界最古の金製品が展示されています。エジプトのピラミット、彫刻、壁画も長い年月を経て今日に伝わっていますが巨石や大理石は砕け散り漆喰は剥げ落ちます、しかし、黄金は年月をものとせず永遠の輝きを放ち続けます。黄金は太古の昔から不老不死や富、権力の象徴として人々の憧れでありギリシャ神話の世界にも黄金の雨、黄金の林檎など重要なモチーフとされています。